岡山県玉野市にて
LDKの全面リフォームのご報告です!
こちらのお客様宅は、鉄骨コンクリートの
3階建てです。今回対象のLDKは3階部分です。
まずは既存の台所をご覧ください。

◎冷たく掃除のし難いタイル壁
◎扉の閉まらない吊り戸棚
◎L字型の老朽化したシステムキッチン
◎あちらこちらで、
たわんだり抜け落ちたりした床
◎穴だらけの天井
◎排気の悪い換気扇
◎圧迫感のある間仕切り壁
◎使わない動線のドア
◎使い難い収納と飾り棚
◎剥がれ落ちた内壁
◎断熱されていない天井、壁、床
◎壊れたままのエアコンや照明器具
これらの不具合を全て当社が、
リノベーションしていきます!



解体前に残置物、
つまりリフォームで発生するものではない
家庭廃材(例えばテレビや冷蔵庫、
家具や布団や食器棚など)の処分がある際は、
あらかじめ搬出しておくのが適切です。
と言っても、重量あるものや
数多くのお荷物があると、
ご自身で移動させたり持ち出したりするのは
並大抵ではこなせません。
そんな時はお気軽にご相談ください。
ちなみに分別しなくとも、
そのままの状態で大丈夫です。
処分されたいものと移動したいものと
お伝えいただければ当社で振り分け致します。
基本的にはどんな残置物でも処分は可能です。
さてさて本題ですが、
キッチンとリビングを隔てるこの間仕切り壁。
調査したところ撤去しても
問題ない事が判明したので取り除いて
1フロア化の予定です。

そしてこちらの造り付けの棚や収納、
ドアも全てリフォームしていきます。

湿気と結露と雨漏れで
壁紙が垂れ落ちている状況です。
当社が考えるリフォームは内装を綺麗に
リノベーションしていくにあたって、
まずは劣化の原因となるものを突き止め
処置を施し、そのうえでリニューアルしていく。
というものです。
女性の方々がお化粧するうえで大切なことは
ベース下地をきちんと処理する事です。
下地処理せずにお化粧してしまうと
時間と共に崩れてしまいます。
もっと細かく表現するならば、
吹き出物やシミの原因を考えず
対策しないままにカバーしようとするなら、
余計に肌荒れをおこし
カバーしきれなくなったりと
良い結果にならないかもしれません。
リフォームはまさにお化粧です。
だからこそ見えない原因を思案し
処置してからの仕上げが、重要になってきます。

キッチンですが、今回はお客様の強いご要望で、
対面式ペニンシュラ型のシステムキッチンを
設置する事になりました。
そこで一番悩んだのが、
給水、給湯、排水管の移設工事です。
既存の床から50ミリほど下には
コンクリートの土間になっている為、
座上げをそれなりにとらないと
勾配が確保できません。
しかも座上げは現状の高さで仕上げないと
他の部屋へ繋がる取り合い部で
大きな段差が発生してしまう為、不可です。
つまり既設の配管位置を大幅に移動する事は
難しいという判断です。特に排水管の水勾配は
重要となります。
そこを考えて考えて考え抜いてこそ
ネストコーポレーションの実力の魅せどころ!

さてさて、いよいよリフォームの着工です。
まずはキッチンまわりを解体撤去していきます。
この時点で、ガスや水道や、電気を止める為の
処置が必要となります。漏水や漏電、
ショートや火災、爆発など起こりうるあらゆる
事故を想定して進めるのも重要な務めです。


コンクリート壁に直張りされたクロスを
剥がしていきます。
湿気や結露で剥がれ落ちたクロスもあれば、
長い月日で焼きついたクロスもあり撤去には、
それなりのコツと時間と労力が必要となります。


腐食した床材や下地材も
全て解体し取り除いていきます。

あの圧迫していた間仕切り壁も解体です。
これらの撤去には建築時の図面を
事前に確認し把握しておくことは重要です。
主要な柱や、梁、筋交いなど
隠れていないかどうかを認識しておくなら
リフォームはスムーズに、的確に進みます。
下手な歯医者ほどすぐに歯を抜く・・
といわれますがリフォームも同じです。
知識ないまま主要な部材を取り除くと、
建物の躯体の強度を弱めることはありません。

さて、内装の解体が終わり、
すっきりとしたスケルトン状態になりました。
撤去しなくとも造作で補える箇所は、
あえて解体しません。
コスト削減にも繋がり無駄な廃棄も
発生しないのでエコにも繋がります。
この時点でプランニングしていた配置に
問題がないか、再度チェックです。
そしてお客様立ち合いのもと、
スイッチやコンセントの位置や数を
決めていただき指定場所へ電気配線、
ダクト、配管類をセットしていきます。

ここから床の座上げとなります。
コンクリート土間の天端レベルの状態を
チェックしていきます。
そんな時に活躍するのがレーザー墨出し器です。
ジンバル式(マグネットダンパー式)と
電子整準式があるのですが、
水平ラインと縦ラインを墨付けするのに
大いに役立ちます。
シンバル式の方が安価なのが特徴です。
振り子が動いている構造で、時間が経つと
地面に向かってまっすぐ吊るされる事で、
水平と垂直が表されます。
つまり自然な重力を利用したシステムです。
外気温の影響もあまり受けません。
但し、振動が受けやすい場所では
水平ラインが上下に常時、動いてしまい
作業性が悪くなるのはデメリットと言えます。
一方、電子整準式は
内部に傾斜センサーを内蔵しており、
モーターを利用して自動整準します。
こちらは振動や揺れがある場所でも
安定している優れものです。
この電子整準方式は、水平を取るために
整準センサーというものを使用します。
液体中の気泡の位置を電気信号として
出力するという構造です。
良い点は、ジンバル式では
定期的に変えないといけない
ベアリングを交換する必要はありません。
故障しにくいというのも大きな利点です。
その反面、気温や気圧の変化によって、
気泡の大きさが微妙に変わってしまい
ズレが生じるのがデメリットです。
昔ながらは木製の墨ツボが使用され、
樹脂製の墨ツボに変わり、
現在はレーザーとなっています。
もちろん樹脂製は今でも重宝されています。

レーザー墨出し器でレベルを出したら、
その高さに合わせてパッキンの代わりとなる
調整材をセットしていきます。
そしてその調整材の上に、
根太という下地材を設置していきます。
根太は米松で、床の構造の一部で、
4.5cm×4.5cmの寸法の部材です。
450㎜ピッチもしくは
303㎜ピッチが標準です。


根太が組み終わると、合板で床全体を
敷き詰めていきます。
12ミリを使用し仕上げの床材への
剛性をUPさせます。
後ほどご説明しますが、
この合板の上に断熱材をセットし、
更に4ミリベニヤを敷き詰め、
その上にリアルウッドで仕上げる
工法となります。


床の造作を途中に、天井も下地組です。
既存の天井を解体する場合もありますが、
ご予算や強度によっては無駄な撤去は避けます。
これはエコにも繋がる
重要な判断材料となります。
ただし、天井高が低いと
圧迫感を感じてしまうので、
建築基準法で定められている
2,100ミリ以上で2,500くらいまでが
理想的と言えます。
マンションでは2,400くらいが標準です。
そして天井にも断熱シートを施工していきます。
隙間なく張り付けられるので
冷気や暖気が出入りしにくく断熱効果が向上。
このシート、遮音効果もあるのと
施工のし易さでお勧めです。


下地が組み上がったら石膏ボードを
張り付けていきます。
石膏ボードは9.5ミリは準不燃材で、
12.5ミリは不燃材として防火材料の
認定がなされているので優れものです。
ただし、合板に比べて強度は少ないです。

壁の断熱材はグラスウールを使用しました。
リサイクルガラスを主原料としたガラスを
高温で溶かし、繊維状に加工した材質です。
細かい繊維と繊維の間に
空気の層を作ることで断熱性能を発揮します。
メリットは、とにかく軽くて扱いやすいです。
そして劣化しにくい商品です。
不燃性があるので燃えにくいです。
ひどい煙や有害物質を出しません。
それにグラスウールはJIS規格で、
生成時のホルムアルデヒドの影響が
ごく微量であると認定されているので、
建築基準法においても使用制限なしと
言われています。
国際がん研究機関の調査で、
発がん性は紅茶と同程度で人間に対する
発がん性に分類されないとも認定されています。
すでに世界で50年以上使われている実績もあり、
安全性は証明されていると言えます。
デメリットは隙間が出来やすいという事です。
せっかく断熱しても隙間から冷暖気が漏れれば
意味をなしません。
湿気や水にも弱いのも特徴の一つです。

外壁に面する部分に
全て断熱材を敷き詰めていきます。

壁断熱の施工が終わったら、
再び石膏ボードで蓋をします。


そしてまたまた床工事に戻ります。
断熱シートを敷き詰め、
ジョイント部分を専用テープで貼り付けです。


床断熱の施工が終わったら、
また合板で蓋をしていきます。
下から、
根太+合板+断熱シート+合板+床材仕上げ
の順番です。


合板が張り終わりました。
奥側には収納スペースを造作しました。
クローゼットとテレビやデッキ類を
装飾する為の場所です。
造作が終わりましたら、パテ処理に進みます。
天井や壁、床の不陸を調整することで
仕上がりには雲泥の差が生じます。

パテを数回に渡り処理し乾燥したら、
いよいよクロスを貼り付けていきます。
当社はサンゲツのクロスを勧める事が多いです。
種類と品質と色鮮やかなデザインも
人気のひとつかと思います。


床はリアルウッドを施工です。
近年、フローリングよりはるかにリアルに
造られた仕上げ材で、その質感には驚愕です。
当社のお勧めの床材です。



床材が仕上がりましたら、
いよいよシステムキッチンの組み立てです。
今回のお客様はLIXILのペニンシュラタイプを
新設です。

リフォームで圧倒的に変化するのが、
部屋全体が明るくなる、というものです。
光を呼び込む、
という表現が正しいかもしれません。
仕上げ材や設備機器や照明など
色彩をこだわりリニューアルしていく事で、
間違いなく何トーンも明るく変化します。
これはリフォームで感じるメリットの
大きなひとつと言えるかもしれません。

まさに女性のコックピットとも、
輝かせるステージとも言えます。

圧巻の収納力をご覧ください。


レンジフードもスマートで独立タイプです。

背面には同じくLIXILの収納カップボードを
新設です。ぴったりサイズで違和感ナシです。


リフォームに際してよくご相談されるのが
エアコンの新設のご依頼です。
当社はお部屋の面積に応じたエアコンではなく
面積以上の容量大エアコンをご提案しています。
小さな馬力でたくさん働かせると
エアコン本体も寿命が縮まり、
基盤に負荷がかかり不具合も生じます。
大きな馬力でゆったりと働くなら
エアコン機器に負担も少なく
電気代も最小限で済みます。
でも大きな容量だと、
それだけ高額になる!とお思いの方は
ぜひお見積もりさせてください。
大型家電屋さんより格安だと
自信を持っています。
負けてしまったらごめんなさい。
でも今のところ負け知らずです。



ネストコーポーションの愉快な仲間たちが
お届けする、驚きのビフォーアフターを
どうぞご覧ください!


〜晴れの国おかやまで愛され続けて30年〜
岡山県下でキッチンリフォームの専門店
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