2025年11月22日(土)am6:20
看板ワンコのmiu miuが虹となりました。
15年10ヶ月 本当に沢山の優しさと愛、そして生きる意味を教えてくれ、踏ん張れる糧を与えてくれました。
心臓病を発症して半年の余命宣告でしたが、それから2年半がんばって生きてくれました。今年の7月終わりにも急変し看取り段階になりましたが、そこでも回復。そこから3ヶ月以上とても元気に過ごす事ができました。その間は特に多くの時間と想い出と今まで以上の絆も作る事が出来ました。
亡くなる前の2日間、特に当日夜はとても苦しんでいて居た堪れない状況でしたが、終始離れる事なく最期の時まで一緒に過ごす事が出来ました。
自分と専務になでられて声をかけられながら、明け方に静かに息を引き取りました。
最期、目を見開いて2度口をあけて何かを伝えているかのようでした。自分たちに向けて何か言ってくれたのかな?
miuが小さな頃から、よく尋ねていた事があります。お前はうちのコになってシアワセか?と。
もしかしたらその答えをくれたのかな。
miuはお目めパッチリが特徴的ですが、白内障にも全くならず最後まで綺麗で大きな黒い瞳のままでした。
よく耳にする老衰のような痴呆や粗相、夜中に徘徊したり遠吠えしたりも全くありませんでした。若々しい顔つきで最後までイケメンな可愛いワンコでした。
知人に声をかけてもらい、初めて会いに行った時、生まれたばかりの4匹くらいが同じ空間にいて、他3匹が懐いてきて1匹だけ反対方向に向いてベチャっとへちゃげている、とびきり不細工なワンコがいました。後に超イケメンなワンコに大変身した訳ですが、思わずコイツにする!と決断。
最初にオシッコする所がトイレになるから気をつけてねと念押しされ、連れて帰る途中に専務の車の中でにオシッコしたという想い出が蘇ります。
名前はとてもこだわりました。他と被りたくなかったので。候補はCan Camかanan。ファッション雑誌じゃん!と言われそうですが その通りです。
そして最終的にmiu miuで決定。
ちなみに正式名称はmiu miuですが普段呼ぶ時はmiuのみでした。
自らワンコと暮らすというのは私にとって初めてで、最初の5年はそこまで強い愛情は正直持っておりませんでした。そもそもワンコと寝るとか、毛がまとわり付くとか匂いも苦手でした。
気づけばそんなものは吹っ飛んでいました。それよりも可愛さ、愛おしさが遥かに上回り、全てを受け入れたいと思えるまで愛情が深まっていきました。
miuと会った方は納得してくださるかと思いますが、miuは人の感情を驚くほど理解し寄り添う賜物を持ち合わせていました。そして不思議な程、あらゆる人から愛される存在でした。miuで繋がった方々も実際かなり多いです。
miuは穏やかで生まれてから一度も、ウゥ〜っと怒った事がありません。そして小型犬特有の飛びついたり吠えたりがなく、スリスリしてくる甘えん坊タイプでした。胴長短足でオシリふりふりな歩き方が笑えるワンコでした。かなり偏食するところが、たまにキズでした。
亡くなる当日、たまたま気温が爽やかだったので、かなりひさしぶりに外に出てみようと、miuが大好きだったオフィスの門扉の所へ行きました。長年そこから顔をピョコンと出して外を眺めるのがmiuの日課でした。最後に行けて本当に良かったです。
miu miu、ミュウ、みゅみゅ、ミュウちゃん、ミュウくん、ミューたん、みうみう、色々な愛称で色々な人たちから親しまれたワンコでした。
大切な奥田っちに引き続き、数日後にmiuという愛する存在を失い、胸が引き裂かれる想いです。人はこんなにも涙が出るものなのですね。憂に沈むとは、まさにこの事です。
神様にも沢山お祈りしました。miuをあなたの腕の中でゆっくりと眠らせてあげてくださいと。
心の整理は何も出来ておりませんが前に進もうと思います。笑顔の少ない自分たちにこんなにも沢山の笑顔をくれたのだから。
miuにご親切を示してくださった皆さま、miuの身体の事を考えて手作りのオヤツを作ってくれたり、お世話しに来てくれたり、プレゼントや差し入れくださった方々、自分も忘れていた誕生日にワンコ用ケーキを持って来てくれた職人、服をくださったり、毎回、送迎してトリミングしてくれたトリマーさん、miuの事を気遣い優しくしてくださった皆様に心から感謝しております。
今までmiu miuを愛してくださり、本当にありがとうございました。
miu 今までありがとね。
〜尽きせぬ感謝を込めて〜

