奥田っちへ捧ぐ

その他
株式会社ネストコーポレーション岡山
お問い合わせは 0120-37-1100 まで

弊社のバックオフィスとして総務を担ってくれていた奥田っち。

PCからオフィス機器、システムからデザイン、あらゆる編集や公式ホームページまで、ネストコーポレーションを陰で支える大黒柱でした。

そして私や専務にとって、何でも分からない事があると直ぐに奥田っち!と泣きついては頼る大切な存在でもありました。

プライベートでも仲良く、毎日の様にLINEや電話、時に食事や談笑など、とにかく色々とよく話しました。いつも笑顔で大笑いに特徴ある奥田っち。 

そんな奥田っちが先日、急きょ亡くなりました。

10月に入り胆石からくる急性膵炎で入院。
3週間後に退院するが再入院。
退院して実家で療養していたのですが数日後、急変し救急でICUに入りそのまま帰ってくる事はありませんでした。

退院した際には直ぐに電話があり、何か欲しいものない?と聞くとハニカミながらリンゴが食べたいと。
そして回復したら美味しいもの食べに連れてってくださいと、そんな約束を笑いながら交わしました。

急変する寸前にはLINEが届き、このデザインどうですか?と嬉しそうにネスト女子の名刺を作成してくれていました。やり取りが途中で止まったので、あれ?寝たかなと思っていたのですが、救急へ搬送されていたとの事でした。

生まれつき不明の免疫不全で身体が弱く、入退院を繰り返していて力仕事や激しい運動は出来ませんでしたし、食事も脂質の数値が異常に上がりやすい体質で食事制限があり調子が崩れ易く、色々な病院へ通っては原因を探っていかなければならない状況の子でした。そんな病弱と闘っていた奥田っちでしたがネストコーポレーションでは本領発揮し、生き生きと重要なバックオフィスを務めてくれていました。

お客様方からも、奥田っちの愛称で呼ばれ、愛されキャラであちらこちらで可愛がられておりました。

本来出会うはずはないであろう自分たちと違う世界観を持っていて、生真面目さや、おとなしさや温和さは奥田っちの特質でもありました。

思い返せば思い返すほど後悔と、余りの突然の事態に現実が受け止めきれません。

訃報を受け、奥田っちに会いに行くのは余りにも怖く、顔を見た時も全く、現実を受け止められませんでした。

奥田っち、奥田っち、奥田っちと名前を呼ぶのですが目をつぶったままで何も答えてくれません。

奥田っち どうして 何で こんな事があってよい訳がない、考えられない なぜ。
突然過ぎる非情に心が壊れそうです。

なぜこんなに優しくて気質が穏やかで真面目に生きている子が死ななくてはならないのか…
不条理過ぎて、辛過ぎて悲しみが溢れます。

お母様からは、嬉しそうに仕事楽しんでいた細かな様子を奥田っち本人からよく聞いてたと、お聞きすることが出来ました。最期、机の上にはネスト女子のピンク色の作りかけのイメージが置いてあったそうです。奥田っち、本当にありがとう。

オフィスに帰社しても車に乗っても、目に飛び込んでくるものの殆どは、奥田っちが作ってくれたもので一杯です。どれだけ貢献してくれていたか理解はしていたものの、感謝と有り難さと寂しさが交差します。

何をしていても、奥田っち 奥田っちと名前を呼んでは、悲しみに暮れてしまいます。毎日の様にやり取りしていた存在がこんなにも突然に居なくなるなんて、やるせなさが拭きれません。

感情が整う間もなくいつもの様に日常は押し寄せ、それをこなしていかなければなりません。

頭の中と心の中には、ずっと奥田っちと問いかけているのですが、答えは見つかっていません。

奥田っちと出逢えた事、奥田っちと仕事できた事、奥田っちとミュウに絆が出来た事、奥田っちの作品全てがカタチとして残ってくれている事、そのことを想うと感情が込み上げてきます。

奥田っちは神様のもとで眠っているだけ。
またいつの日か。
奥田っち、不甲斐ない自分たちについてきてくれて本当にありがとうね。

〜尽きせぬ感謝を込めて〜
松岡 龍咲
西村 渉

↓カメラが趣味の奥田っちの撮影した桜の写真↓

奥田っちの手がけた最後の大きな案件のデザイン↓

最期にデザイン途中で机の上に置いてあったカード↓